K・Oさん
建築環境システム科卒
- 二級建築士
目標を持ち、研鑽を重ねています。
「建物づくり」に憧れた学生時代を経て小野建設に入社したOさんのはじめの一歩はどのような体験だったのでしょうか。これまでの仕事を振り返りながら、初の現場や建築業の担い手としての自覚について話してくれました。
自分の足で現場に立つこと
自分の足で現場に立つこと
将来は建設の仕事に就きたくて、高校・大学を通して建築を学びました。就職活動では、地元の建設企業が集まる説明会に参加して、小野建設の仕事に対する考え方に好感を持ち、入社を決めました。私は、「これまで学んだ経験を活かせる」と胸を躍らせていましたが、現実は全くの別物でした。初めての現場は鉄筋コンクリート造の新築工事で、頭の中では理解していたつもりでも、建物が出来上がっていく過程が全く想像つかなかったのです。改めて、学生時代に学んできたことは建物づくりのほんの一部で、建築を生業とする人間として覚えなければいけないことが山ほどあることを実感することができました。
自分の成長を実感
自分の成長を実感
私は現在、施工管理の一端として、施工過程の記録撮影と作業内容の取りまとめを担当しています。今携わっている現場は敷地面積が広く、半年以上に及ぶ長い工期を要します。日々大勢の職人さんが行き交う現場に足を運ぶことで次第に私の顔を覚えてもらい、工事が進むにつれて仲の良い職人さんも増え、毎日円滑に仕事を進められています。入社前は、年齢が離れた大人と話す機会といえば、せいぜい親ぐらいしかいなかったのですが、いつの間にか自然とコミュニケーション能力がついていたようです。学生時代の私は人見知りだったのですが、これは嬉しい誤算で、今は初対面の方でも臆することなく話ができています。
建物づくりの担い手として
建物づくりの担い手として
以前担当した現場でのこと、私が記録写真のまとめを疎かにしたため、先輩に迷惑をかけてしまったことがありました。施工管理を進めるなかではたった一枚写真が足りなかっただけでも検査に通らない場合があります。先輩のサポートのおかげで大事にいたりませんでしたが、最悪の場合、写真のない工事箇所に手直しが必要となり、工程に悪影響が出る可能性もありました。この出来事のおかげで、ようやく自分の持った責任の重大さに気づくことができました。こうした失敗の教訓から、「頼まれた作業に期日をしっかり決めること」、「責任を持って仕事にあたること」を胸に刻んで、日々現場に臨んでいます。
これから入社される方へ
これから入社される方へ
小野建設は、新入社員一人ひとりに育成担当の先輩がつき、丁寧に仕事を教えてくれます。みんな気さくな関係で、プライベートで飲みに行ったり、ツーリングに出かけたりと、社員同士とても仲が良い会社です。また、資格取得の支援制度があり、取得によって手当が付くことは大きなモチベーションにも繋がるのではないでしょうか。私も一級建築士を目指し、現場経験を重ねながら自己研鑽に励む毎日です。今はまだ半人前で自分が直接担当する案件はありませんが、資格を取り、実務経験を積んで、将来的には施工管理の責任者として現場に立ちたいと考えています。